こんにちは、miyaneです。
英語の能力には、①リーディング、②リスニング、③スピーキング、④ライティング、の4つがありますよね。
英語学習を続けると、
「リーディングはすぐ伸びるのに、リスニングはなかなか伸びない…」
って思ったことはありませんか?
それもそのはず。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各能力の伸び方には違いがあるんです。
僕はそれを、英語学習の成長曲線と(勝手に)呼んでいます。
今回は、(僕の個人的な経験に基づく)英語学習の成長曲線についてお話ししたいと思います。
大発表!!これが英語の成長曲線だ!!
いや、そんな大げさなものじゃないんですが…
学習時間とともに、各能力がどれだけ伸びるかを表した、英語の成長曲線がコレです!!
じゃん!!
もちろん、僕の独断と偏見のグラフです。
万人に当てはまる曲線じゃないかもしれません。
でも、日本人にとっては、『当たらずとも遠からず』なグラフなんじゃないかと思います。
それでは、各能力の成長曲線について、具体的に説明します。
リーディングはもともと能力が高く、すぐ伸びる
リーディングの成長曲線には、特に異論はないと思います。
日本人はやっぱり、リーディングが得意です。
学校教育でずーっとリーディングの勉強をしていますからね。
大学受験を経験した人なら、英語の文法もしっかりしているはず。
ですので、ちょっと勉強すれば、リーディング能力はすぐに伸びます。
基本的には、単語さえ覚えれば、リーディングで困ることはないでしょう。
ビジネスメールなんかであれば、対策なんかせずともスラスラ読める人も多いと思います。
一方、もしかしたら学術論文やニュース記事の理解に苦しんでいる人はいるかもしれません。
ですが、これはリーディング力の問題と言うより、単語や周辺知識の問題と思います。
スピーキングは意外とすぐに伸びる。でも最初だけ
スピーキングに苦手意識を持っている人は多いでしょう。
ですが、スピーキング力は意外とすぐに伸びるんです。
スピーキングに苦手意識を持っている人は、一度トレーニングを始めてみるといいでしょう。
「おお!!意外と自分、喋れるじゃん!!」
って、すぐに自信がつきますよ。
…ですが、スピーキング力がグングン伸びるのも最初のうちだけ。
ペラッペラ、スラッスラの英語をしゃべるには、途方もない努力が必要です。
すぐ伸びて、すぐ頭打ちになる。それがスピーキングの成長曲線です。
ライティングは実は難しい。でもやるだけ伸びる
日本人はリーディングとライティングが得意…とよく聞きます。
でも、僕はちょっと違うと思います。日本人はライティングが苦手です。
まず、日本語と英語では文章の組み立て方が違うんですが、それを知らない日本人が多いように思います。
文章の組み立て方って、SVOとかの構文のことじゃないですよ。文章全体の構成のことです。
例えば、英語にはparagraph writingっていうルールがあります。ちょっとだけ説明してみたいと思います。
英語のパラグラフ(段落)の分け方って、実は決まりがあるんです。
まず、パラグラフ内では、一つのトピックについて述べなければなりません。
そして、パラグラフ内の文には、一つ一つ役割があります。
パラグラフの先頭一文目は、一番重要なsentenceです。
一文目は、そのパラグラフで言いたいことをまとめた文になっていなければなりません(topic sentence)。
また、2文目以降は、topic sentenceをサポートする文章になっていなければなりません。
具体例を挙げたり、より詳細な説明をしたり…という具合です。
多分、paragraph writingという言葉自体聞いたことがなかったという人も多いでしょう。
それも当然。日本の義務教育では、文章の構成について教えていませんからね。
で、そんな英語の文章の書き方を知らない日本人が、エッセイやレポートを書いたらどうなるか…?
↓↓レポートを読んだ人の反応↓↓
「は!?意味わかんね。クシャクシャポーイ (^^♪」
ってなっちゃうわけですね。
ライティングの難しい点は、他にもあります。例えば、冠詞は難しいです。ほんっとうに難しいです。
僕も英文添削を受けたことがありますが、冠詞は必ず添削されます。
もちろん、僕自身 "a"と"the"の違いは分かっているつもりです。
でも、いざ書くと、どうしても間違っちゃうんですね。
日本語には冠詞がないですからね。なかなか身に付きません。
しかも、冠詞の使い方を間違うっていうのは結構致命的らしいんですよね。
"the dog"なんて間違って使いようものなら、
「え!?何?どの犬のこと!?」
ってネイティブの人は思うらしいです。
不自然に感じる、とか甘っちょろいものじゃなく、文章の理解に支障をきたすレベルで困るみたいです。
ライティングは難しいです。本当に難しいです。
ですが、やればやるだけ伸びていくんですよね。不思議なことに。
勉強時間に比例して文章が書けるようになってくるので、モチベーションは保ちやすいんじゃないかと思います。
リスニングは実は一番時間がかかる
リスニングに苦手意識を持っている人も多いでしょう。
僕もその一人です。
理由は単純。リスニングは上達するまでにヒジョーーーーに時間がかかるからです。
ですので、一番挫折しやすいのもリスニングでしょう。
聞いても聞いても、どれだけトレーニングしても一向にリスニングが上達しない日々…。
「ちょっと聞けるようになったかも!?」と思っても、後で勘違いに気づく…。
終いには、「聞けば聞くほど、リスニング力が落ちてきてるんじゃないの…!?」と疑い始めてしまう…。
はい。修行です。苦しいです。しんどいです。
でも、これを乗り越えなければ、英語力は上達しないんです。
ちなみに、僕はまだこの壁を乗り越えられていません (^_-)-☆
リスニングは苦手です。
ただ一点、注意点があります。TOEICのリスニングは別です。
TOEICのリスニングは、対策次第ですぐにスコアが伸びます。
でも、TOEICのリスニングで点数が取れたからといって、本物の英語が聞き取れるようになるわけではありません。(体験済み)
まとめ
今回は、英語の成長曲線についてお話しました。
僕の経験に基づく、独断と偏見のデータですが、参考にしていただければ幸いです。
もし、これから英語を始めるのであれば、迷わずリスニングの勉強に一番時間をかけるべきです。
本当にリスニング力は伸びません。
早めに、時間をかけて対策することをオススメします。