公式問題集やスタディサプリをはじめ、世の中には多くのTOEIC関連問題集があります。
TOEIC学習者の方は、問題演習に取り組みながら、スコアアップを狙っていることでしょう。
実際問題、TOEIC本番と同じ形式の問題を解くことは非常に重要です。
習うより慣れろ!ではありませんが、知識をつけるだけは不十分で、知識の活かし方を練習する必要があります。
確かにTOEIC学習で問題演習は超重要なんですが、間違ったやり方で問題演習をすると学習効果は半減してしまいます。
特に、次のようなやり方で勉強を進めている人は要注意です。
- 問題を解く
- 間違えた問題の解説を読む
- 間違えたところだけを重点的に勉強する。
かくいう僕も、長年こういった勉強法で英語学習に取り組んでいました…本当にモッタイナイ…
なぜ、このやり方だと非効率な学習になってしまうのか…?
今回は、TOEICのスコアアップに効果的な問題演習のやり方についてお話します。
- TOEIC問題では分かってない問題も意外と正解する!!
- 『隠れ不正解問題』を見逃すな!!
- 自信がなかった問題はチェックしておき、後で必ず解説を読みましょう
- 時間があれば、自信があった問題も全問解説を読みましょう
TOEIC問題では分かってない問題も意外と正解する!!
なぜ、間違えた問題だけを重点的に復習してはいけないのか?
それは、TOEIC試験が選択問題だからです。
選択問題は、答えが分からなくても正解する場合があるんです。
例えば4択の問題は、ランダムに答えても1/4は正解しちゃいます。
さらに言うと、TOEICの場合は、明らかに解答から外せる選択肢が結構あります。
中級者以上の方だと、分からない問題でも2択位までは絞り込める場合が多いです。
ここまでくると、確率1/2です。
つまり、分からない問題も、25%~50%の確率で、正解する(してしまう)んです。
『隠れ不正解問題』を見逃すな!!
何が言いたいかというと、正解したけど実は分かってなかった問題が相当数存在するんです。
例えば、100問の問題演習をして、20問間違えたとしましょう。選択肢を1/2まで絞りこめるとすると、20問の倍の40問は実は分かってないんです。
それなのに、実際に間違えた20問だけの解説を読んで、その20問だけを重点的に復習する…
このやり方、もったいないですよね?
だって、運よく正解しただけの『隠れ不正解問題』20問を、復習できていないんですから。
本来は、復習すべき問題は40問もあるんです。それなのに、復習したのはたったの20問。
たったの半分しか、学ぶべき内容を勉強できていないんです。
自信がなかった問題はチェックしておき、後で必ず解説を読みましょう
分からなかった問題は、運よく正解してしまったものも含めて、しっかり復習しましょう。そうすれば、学習効果は倍増です。
そのためにはどうすればいいのか…?
一番簡単なのは、問題演習をするときに、自信がなかった問題に✅印をつけておくことです。
そして、復習するときは、実際に間違えた問題だけでなく、✅のついている問題も復習する…
こうすれば、偶然正解してしまった問題も、ちゃんと復習できます。
時間があれば、自信があった問題も全問解説を読みましょう
時間がある方は、ぜひ自信がある問題も含めて、全問解説を読みましょう。
僕個人の経験則ですが、正しい解答へのプロセスを踏んでいないのに、偶然正解してしまったケースって意外とあるんです。
例えば、問題の重要なキーポイントを見逃しているのに、偶然正解にたどり着いてしまうケース。
他にも、問題文や質問文の勘違いが2つ重なって、運よく正解するケースもありました。
僕の場合は、リーディング長文問題(Part 7)にこういったケースが多かったです。
本気でTOEICハイスコアを目指す方は、面倒くさがらずに全部の問題の解説を読みましょう!
急がば回れ。たくさんの問題をつまみ食いするよりも、厳選された問題をじっくり理解する方が、TOEICの点数アップにつながります。