今回は、留学の時に感じた、日本と海外の違いについてお話したいと思います。
異国で生活してみると、日本とのビミョーな違いに困惑することも多いです。
外国に行って困るのは、言語の違いだけじゃないんです。
僕が留学して最初にびっくりしたのは、
海外では〇×が通じない
ことです。
記号なんて、万国共通だと思ってました…完全に甘かったです。
文化の違いって、身の回りのあらゆるところにあるものなんです。
日本人以外は〇じゃなくて✔を使う
ちなみに、『英語圏』じゃなくて、『日本人以外』です。
中国人も✅でした。台湾人も、インド人も、ドイツ人も、チェコ人も。
みーんな、〇じゃなくて✅なんです。
しかも、✅はtick (チック)です。チェックじゃないんですね…
〇と×が通じないってことは…
こんなのとか…
こんなジェスチャーも、通じないってことですよね…
いやあ、衝撃ですね。
「英語なんて要らねぇ!!ジェスチャーで十分だろ!」
っていう体育会系な人も真っ青な事実ですよね。
レポートの採点が全部×に見える
✅の文化で僕が一番戸惑ったのは、自分のレポートの採点結果を初めて見た時です。
「徹夜で作ったレポート…出来はどうかなぁ♪いい点数だとうれしいなぁ!」なんてドキドキワクワクしながら待っていた僕に飛びこんできた光景。。。
「なんで!?0点!??」
ってマジで思いました。ビックリしましたよ。
だって、日本だと✔って『誤り』じゃないですか。
レポートを見た瞬間、全部×に見えるんです!
いや、もちろん当時既に✅の文化は知っていたはずなんです。
でもですね。目の前にこんな↑レポートがあると、マジでビビるんですよ。
多分、初めてレポートを返却された日本人の99%はびっくりするんじゃないでしょうか。
花丸なんか絶対通じない
日本では、物事の良し悪しを測るときに、
◎ > 〇 > △ > ✖
っていう順序で語るじゃないですか。
◎が一番良くて、次に〇、ちょっと悪いと△で、全然ダメだと✖、みたいな感じで。
やっぱり、これも通じないみたいなんです。
もっと言うと、花丸も通じないです。
日本人ではだれもが知っている、「大変よくできました」の花丸。
あれも日本だけの文化ですね。
…逆に海外に広めようとすると、むしろ流行るかもしれませんけどね。
外人向けにプレゼンをするときは注意しましょう
〇と×って、本当に日本でよく使うんですよね。
例えば社内のプレゼン資料で、2つの製品を比較するときとかに、〇と×って使いませんか?
ちょうどこんな感じで。
製品A | 製品B | |
---|---|---|
価格 | 〇 | × |
性能 | × | 〇 |
これを英訳する時にですね。〇と✖をそのまま残しちゃうケースが多いんですよね。
Product A | Product B | |
---|---|---|
Price | 〇 | × |
Performance | × | 〇 |
これ、ダメですよ。伝わらないです。
伝わる場合もありますが、それは多分、外国人側が日本人とのやり取りに慣れてて、忖度してくれてる場合です。
ちゃんと〇を✓に変えましょう。
まとめ
今回は、〇×が日本人以外には通じない!っていうお話でした。
記号は万国共通化と思いきや、実はそんなことはないんです。
「英語がしゃべれなくても、ジェスチャーで十分!」って思っている方、気を付けてくださいね。
場合によっては、ジェスチャーすら通じないこともあるかもしれません。