こんにちは
留学経験があるのに英語が苦手、miyaneです。
今回は、英語力と留学についてお話したいと思います。
文部科学省の報道資料によると、2017年度の日本人海外留学者数は、105,301 人だったそうです。
毎年10万人以上も海外留学を経験する人がいるわけですからね。皆さんの周りにも留学経験者の一人や二人はいるでしょう。
で、実際に社会人での修士留学を経験した僕の個人的な意見なんですが…
留学経験者に
「留学で英語は上達した?」なんて聞いてはいけません!!
「いやいや、留学したんだから英語は上達したんでしょ?なんで聞いちゃダメなの?」
って思った方も多いでしょう。
なぜ、留学経験者は「英語上達した?」って聞かれたくないのか?
留学経験アリの僕がお話します。
自分の英語力が上達したかどうかなんて分からない
まず、そもそも自分の英語力が上達したかどうかなんて分かりません。
ですので、「英語上達した?」なんて聞かれても、答えようがないわけです。
「TOEICの点数が上がったかで分かるじゃん!」
➔TOEICではスピーキング力は測れません。
「TOEIC S&Wってのがあるじゃん。」
➔留学前にTOEICのスピーキングテストなんて受ません。beforeが分かりません
「じゃあ、TOEFLとかIELTSは?留学するには必須でしょ?」
➔留学後にあんな高い試験受けません(一回2.5万円)
「今英語しゃべってみてよ」
➔絶対イヤです。
まあ、こんな感じでしょうか。
とにもかくにも、「英語上達した?」って質問は、答えに困るんですよね…
留学したから英語力が伸びるわけではない
「めんどくせーな。適当に『英語上達したよ』って言っときゃいいじゃん」
って思った方もいるでしょう。
でもですね、それもイヤなんですよ。
ウソついてる気になるから。
「留学すれば英語が喋れるようになる」って勘違いしている人が多いので、この際はっきり言いましょう。
留学しただけじゃ、英語力なんて伸びません。
少なくとも僕は、留学前後でほぼ英語力は変わりませんでした。
考えてみれば当たり前なんですが、留学前に既に必死に英語を勉強しちゃってるんですよね。留学後に困らないように。
必死に勉強して、雀の涙ほどしか英語力が伸びなかったのに、留学して環境が変わっただけで英語力が劇的に伸びるわけないじゃないですか。
結局、英語は勉強した量に比例して少しずつ伸びるんです。環境は関係ありません。
これが、僕の結論です。
そもそも英語を勉強しに行ったわけじゃない
実はですね。「留学して英語上達した?」って言われると、僕はちょっとだけイラっとします。
「留学」って言うと、英語を勉強しに海外に行くってイメージが強いみたいなんですよね。
確かに、語学留学の場合はそうなんですが、それはどちらかというと特殊な例でしょう。
基本的には、留学と言えば、海外の大学(院)に入学して、専門分野を勉強することを指します。
当たり前ですが、留学中は自分の専門分野を勉強します。英語を勉強するわけじゃありません。
僕の場合、毎日毎日自分の専門分野の勉強やレポートで忙殺されていました。
英語なんて勉強するヒマありませんでした。
専門分野の知識を深めるために頑張って留学して、必死に勉強してきたわけですよ。
それなのに、「留学したんだ。英語は上達した?」って聞かれると、
は!?英語を勉強しに行ったわけじゃねーし。。(怒)
って思っちゃうわけなんですね。
いや、もちろん相手に悪気はないことは分かってるんですよ。なんとか話をはずませようと質問してくれているだけなので。
でもですね。やっぱりちょっと質問のポイントがずれてるように感じちゃうんですよ。留学をした当事者としては。
まとめ
今回は、留学経験者に英語が上達したか聞くべきではない理由についてお話しました。
「留学して英語上達した?」って質問は、意外と答えづらいんですよね。
留学しても劇的に英語力が伸びるわけじゃないですからね。なんて答えたらいいかわかんなくなっちゃうんですよね。
あと、人によっては、「英語勉強しに行ったわけじゃないから(怒)」ってイラっとされる場合もありますので注意した方がいいですよ。
まあ、そんな心が狭い人間はぼくだけかもしれませんが。