今回は、僕が実際に使った、おすすめのスピーキング学習本についてお話ししたいと思います。
スピーキングってどうやって勉強すればいいか分からない!って人、結構多いんじゃないでしょうか。
オンライン英会話をやってみたはいいものの、
「英語をしゃべっているだけで、スピーキングが上達する気がしない…」
って感じている人も多いでしょう。
今回紹介する教材は、独学で練習可能で、かつ価格が(そこそこ)良心的なモノを選択しました。
個人的には、初心者がスピーキングを伸ばすには、教材の質が一番重要だと思っています。
結局、よく使われる言い回しを覚えて、ひたすら練習する。
スピーキングの上達はそれに尽きると思っているからです。
そのためには、練習するための題材と、上質な英文例が重要です。
今回紹介する書籍は、まさにそんな教科書です。
僕のオススメのスピーキング学習本|Hackers TOEFL Speaking
かなり癖がありますが、実はスピーキングの上達でイチオシの教材があります。
それは、Hackers TOEFL Speakingです。
この教材、韓国で有名(らしい)TOEFLのスピーキング対策本です。
留学前の勉強で使ったんですが、当時はAmazonで取り扱ってなかったので、輸入代行業者に頼んで韓国から輸入しました。
それだけの価値がある本でしたよ!
ちなみに、内容は全部英語で書かれています!
TOEFLの試験勉強は、実はスピーキング力向上に最適
僕の持論ですが、TOEFL対策は最強のスピーキング対策だと思っています。
そもそも、TOEFLって留学後に大学生活で困らないだけの英語力があるか?を測る試験なんです。
ですので、実践的な英語力を測るテストになっています。
海外の大学や大学院に留学するために必須の試験なので、単なるペーパーテストじゃ困るわけです。
TOEFLスピーキングは全部で6つの出題形式があるんですが、Part 1とPart 2は「15-45トレーニング」の問題です。
「15秒で問題を読んで、45秒しゃべり続ける」っていう形式です。
例えば、"What is your favorite color?"っていう設問があって、15秒考えたあと、"I am fond of black because …"みたいな回答を45秒間続けるわけです。
シンプルな問題ゆえ、スピーキング力がダイレクトに表れます。
つまり、「TOEFL Speakingで高得点を取る = 英語がベラベラ喋れてる」の図式が成り立ちます。
そして、Hackers TOEFL Speakingは、TOEFLで高得点を取るための対策本。
英語力が伸びないわけがありません。
解答例が秀逸|粋な言い回しを覚えよう!
Hackers TOEFL Speakingでは、細かい解説などはありません。
ひたすら問題と解答例があるのみです。
そんな本なのに、なぜオススメなのか!?
それはズバリ、回答が秀逸だからです。
あらゆる場面で使いまわせる言い回しのオンパレードです。
解答例を何度も繰り返し口ずさむだけでもかなりの力になります。
むしろ、解答例を全部丸暗記するくらいでいいと思います。
便利な表現がどんどん自分に蓄積されていく感覚を堪能できます。
純粋なスピーキング本としては、後半部分は使えない…
Hackers TOEFL Speakingはかなりオススメなんですが、大きな欠点があります。
それは、
Part 3~Part 6対策部分が使えない
という点です。
TOEFLスピーキングは全部で6つの問題があるんですが、後半の4題は純粋なスピーキングの試験じゃないんです。
Part 3~6は英文を聞いたり読んだりして、要約するという試験です。
リスニング力も鍛えられて一石二鳥!!と言いたいところですが、難易度が結構高いので、英語の地力がある人以外はあまり参考になりません。
Part 3~Part 6対策の出来自体はとても良くて、TOEFL受験者には全力でオススメできるんですが…
スピーキングの学習本としては、後半はビミョーですね。
まとめ
今回は、僕のオススメのスピーキング学習本についてお話しました。
はっきり言いましょう。
かなり人を選ぶ参考書です!!
最高!!って人もいれば、全然ダメ!!って人もいるでしょう。
もともとTOEFL対策本なんですから、賛否両論は当然ですよね…
でも、個人的にはとてもお世話になった本です。
使いこなせばかなり力になるのは間違いないので、本気でスピーキングを頑張ってみたい人は、一度試してみるのもアリでしょう!