英語学習

なぜ英語が聞き取れないのか?リスニングに必要な4つのステップを解説

英語の4スキル(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)の中で、僕が一番苦手意識を持っているのはリスニングです。

リスニングは本当に難しいですよね。

練習しても練習しても、なかなか聞き取れるようになりません。

「なんで英語が聞き取れないの???」

って困っている方も多いでしょう。その気持ち、すごく良く分かります。

 

僕は、英語が聞き取れるようになるまでには4つのステップがあると思っています。

このステップを一つ一つ越えていけば、必ず英語が聞き取れるようになるはず!

それでは、今回は『リスニングに必要な4つのステップ』についてお話したいと思います。

ステップ1: リスニングに必要な語彙力があるか?

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リスニングにおいて語彙力はとても重要なんですが、結構見落としている人が多いと思います。

語彙力が全然不足しているのに、やたら聞き流しをする人。全く意味ないですよ。

知らない単語は聞き取れません。リスニングを上げるためにまず最初にやるべきことは、単語を覚えることです。

 

実は僕も、単語力が不足したままリスニング対策に熱を入れたことがあります。

結果は当然、効果なし!リスニング力なんて伸びません。

リスニングが苦手な人は、まず第一に自分の語彙力を疑ってみましょう。

聞き取れなかった英文のスクリプトを見て、知らない単語がいくつもあるようでしたら、まずはボキャビル。

語彙力増強を図りましょう!

ステップ2: スクリプトを理解できる読解力があるか?

日本人の場合、英語学習はリーディング→リスニングの順で勉強を始める場合が多いです。

ですので、読んで意味が取れない英文は、聞いても理解できないという人がほとんどでしょう。

 

聞き取れなかったなぁ…と思った英文があったら、そのスクリプトを読んでみましょう。

返り読みせずに英文を理解できないようであれば、読解力不足です

ここで重要なのは、『返り読みをせず、スーッと英文の意味がとれるか』です。

英文スクリプトをゆっくり返り読みして意味がやっと取れるレベルでは、残念ながら読解力が足りていません。

 

受験英語にどっぷりつかってしまった人の中には、返り読みが癖になってしまっている人もいるかもしれません。

返り読みとは、例えば I play baseballという文を、「私は野球をする」というように語順を並び替えて理解する読み方です。

英語を和訳して理解したり、語順をさかのぼって構文解析する人は、読解力不足でしょう。

リスニングの時は日本語訳を作ったり返り読みをする時間なんてありません。英語の語順のまま内容を理解するトレーニングが必要です。

ステップ3: 音声と英単語の対応付けができているか?

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語彙数が十分で、スクリプトをスーっと読める読解力がついてきたら、次は音声と英単語を対応付ける段階です。

ここで重要なのは、英文の流れの中で聞き取るということです。

市販の単語帳には、よく単語単位の英語音声が付属していますが、アレを聞いても残念ながらリスニング力は上がりません。

というのも、英語は一連の流れで音がくっついたりなくなったりしますし、英文には独特のリズムがあります。

この辺は日本語と大きく違う点ですよね。日本語は音声がはっきり分かれていて、ぶつ切りですからね。

ですので、孤立単語の英語音声を聞き取れたとしても、文としての流れのある英語を聞き取ることはできません。

会話やスピーチなど、流れのある生きた英語でリスニング練習を行いましょう。

音声と英単語の対応付けの練習として、一番オススメなのがディクテーションです。

ディクテーションとは、英文を聞いて、何て言っていたかを一語ずつ書き下すリスニング練習法です。

驚くほど効果があるので、ぜひ試してみましょう。

ステップ4: リスニングのスピードが足りているか?

  1. 単語はちゃんと覚えている
  2. スクリプトを読んでも理解できる
  3. 英文をきいて、80%以上を単語レベルで聞き取れている

それなのに会話を理解できない人は、リスニングで内容を理解するスピードが足りていないかもしれません。

話者が早口かどうかというよりも、会話の流れが速い場合にうまく聞き取れない場合が多いでしょう。

リスニングスピードが遅いと、会話の理解が追い付かず、会話の流れについていけなくなってしまいます。

一度話を見失うと、それ以降の会話が何を言っているのか分からなくなってしまいます。

 

このケースの対処法は、聞き取れなかった英文を聞いて、スクリプトで内容を確認する…と言う作業を何度もくりかえすのが一番です。

僕の場合は、全く聞き取れなかったリスニング問題をスマホに保存しておいて、スクリプトを見ながら何度も何度も聞いています。

スクリプトを覚えてしまうくらいでもいいかもしれません。会話の表現と話しの流れに注意しながら何度も繰り返し聞いているうちに、少しずつですが聞けるようになっていくと思います。

まとめ

今回は、英語が聞き取れない理由についてお話しました。

リスニングができるようになるには、段階があります。

いきなり英語が聞き取れるようになるわけはありませんし、英語を聞き続けるだけでリスニング力が上達するわけでもありません。

語彙力であったり、理解力であったり、リスニングには様々な能力が必要です。

自分に足りない能力は何か、ちゃんと見定めながらリスニングの勉強をしていきましょう!

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