このブログでは何回か話題にしていますが、僕は英単語学習ゲームというクソゲーを公開しています。
自慢じゃないですが、DL数は全然ダメ!!公開3か月にしてアクティブユーザーが100に届いておりません(笑)
僕のアプリのダメダメな点はたくさんあるんですが、そのひとつにレビューが少ないというのがあります。
普通のアプリでは、たまに「アプリどうですか?レビューしてください!!」ってウィンドウがポップアップされるんですが、僕のアプリにはその機能がないんですね。
というわけで、アプリのレビューを増やすべく、「レビューしてね」ウィンドウを作ってみました。
そしてその時、僕は知ってしまったんです。
自身のアプリのレビューを少しでも良くするよう、デベロッパーがすさまじい努力をしているということを。
そしてその努力が、少し汚いというかズルいというか、軽く闇を含んでいるという現実を。
今回はちょっとマニアックなお話ですが、ぜひお付き合いください。
自作クソゲーに「レビュー訴求機能」をつけてみた
今回、僕が自作クソゲーにつけた機能は、こんな感じです。
ゲームを始めて、一定のイベントをこなせば、こんな画面が表示されます。
いわゆる「アプリレビュー訴求機能」ですね。
「ウチのアプリどうっすか?楽しめてますか?気に入ったなら、レビューしてくれません?」ってやつですね。
ちなみに、このレビュー機能は市販のライブラリを使って実装しました。
一から作るのはダルいですからね。
実はアプリレビューは極悪な仕様
無事、僕はアプリレビューを促す機能を自分のアプリに追加したわけですが、実はこの「アプリレビュー機能」、結構ズルいんです。
※僕がズルいんじゃないですよ。僕は市販のライブラリを使っただけです。ズルいのは世の中です(笑)
レビューをお願いするこのウィンドウ、「イイ感じ」、「イマイチ」、「後で」の3つの選択肢があります。
「後で」は一定期間後に再度レビューウィンドウを表示するだけなんですが、「イイ感じ」と「イマイチ」が曲者です。
もし、ユーザーが「イイ感じ」を押したら…Google Playのレビューページに移動します。このページで、ユーザーは『★★★★☆』などの点数をつけ、アプリをレビューするわけですね。
じゃあ、「イマイチ」を押したら…!?そのままウィンドウを閉じて、それで終わりです。Google Playのページには行きません。さらに言うと、レビューウィンドウは二度と表示されません!!
「イイ感じ」を押すユーザーは、アプリにポジティブな印象を持っているわけです。なので、いいレビューをする可能性が大。そんなユーザー様には、Google Playのレビューページに行ってもらって、いい評価をバンバンつけてもらうわけです。
一方、「イマイチ」をつけたユーザーは、アプリに不満があるわけです。なので、レビューサイトには誘導せず、そっとしておく…そうすれば、公式レビューには悪い評価がつかない、ってわけですね。
いやいや、卑怯じゃね!?
って思いますよね!?
でも、多分ほとんどのアプリのレビューって、多かれ少なかれこんな感じだと思うんですよね。
「レビューしてくれないっすか!?」ってすっとぼけた顔して聞いてきますけど、実は
良いレビューをもらうためならなんでもする、メチャメチャ肉食なやつ
だったんです。
Google playのアプリの評価が高評価ばっかりなのには、こんな裏の理由があったんですね。
もちろん僕のアプリも極悪仕様に
「ほう。まさかmiyane氏のアプリはそんな姑息なことはしてないよな!?」
という声が飛びそうですが、僕のアプリもガッツリ極悪仕様です!
「イマイチ」をタップしてもレビューページには飛びません(^^♪
いやだって、僕のアプリ、クソゲーですよ!?そんなクソゲーが、正々堂々とレビューを依頼したらマジで終わりじゃないですか。。
なので、僕は姑息なレビュー依頼をすることを、ここに正々堂々、宣言します!!
最後にちょっとだけ技術的な紹介|Rate Game Popupを使えばメチャ楽チン
最後に、今回僕が「レビューを促す機能」をAndroidアプリに実装した方法を簡単に紹介します。
僕のクソゲーは、Unityという開発プラットフォームで作っているんですが、今回はUnityの有料アセットを使いました。
今回使ったのは、Rate Game Popupというアセットです。
もちろん、レビュー機能くらい自分で一から作ることもできるんですが…記事を書くのに忙しくて時間がもったいなくて、金の力で解決することにしました。
とはいっても、Rate Game Popupは$10なので、1,000円くらいですが。
正直、1,000円の割にはとっても満足度の高いアセットだったので、Unityでアプリ開発している人にはぜひオススメです。
公式サイトは英語ですが、もちろん日本語でレビューウィンドウを作ることもできます。
また、(ほぼ)コーディングなしで作れるのも魅力です。僕は2行コードを追加するだけで、レビュー機能を実装できました。マジでめっちゃ簡単です!
忙しくてあまり時間をとれない人に、特にオススメできるアセットでした。
まとめ
今回は、アプリのレビュー機能の闇についてお話しました。
世の中のアプリは、(多分ほとんど)良い評価のみがレビューされるよう、様々な工作試みを行っているようです。
そういう意味では、あまり評価の点数自体は参考にはならないのかもしれません。