こんにちは。もうすぐTOEIC試験で追い込み中!なmiyaneです。
さて、今回はTOEICのパート1、写真問題のお話です。
「TOEICのパート1?あんなの簡単でしょ!」
なんてナメていませんか?
確かに、TOEICのパート1はリスニングの中で一番簡単なセクションです。
でもですね。その分ひっかけ問題も多いんです。
油断すると、足元をすくわれることになりますよ!
と言うわけで、今回は僕が実際に引っかかった(笑)トリッキーな問題についてお話します。
まずは例題を見てみましょう
百聞は一見に如かず。僕が作ったクソ例題をまずは見てみましょう。
この写真に対して…
A) Something is being written on a blackboard
B) Seats are unoccupied
C) People are looking at a picture on a wall.
という英文が流れたとします。
注目すべきは(A)です。
「あ!黒板にメニューが書いてある!正解はAだ!!」
って思ったそこのあなた!!不正解です!
TOEIC運営委員会の手のひらの上で踊らされてますよ!
これこそが、TOEICパート1でよくあるひっかけ問題です。
パート1では進行形に注意!今その瞬間やっている?
先ほどの例題、なぜ(A)が間違いなんでしょうか?
それは、(A)の英文が進行形だからです。
"Something is being written on a blackboard"を日本語訳すると、
「何かが黒板に書かれている」になりますよね。
この日本語訳だけを見ると、(A)が正解に見えてしまうんです。
ここが、TOEICが使う引っ掛けです。英語のニュアンスを正しく理解する必要があるんです。
では、何が問題なのか。 それは、"being written"です。受動態の進行形、つまり今まさにその瞬間書かれている、と言っているんです。
(A)の英文を正確に訳すと、「何かが黒板に書かれている最中である」となります。
つまり、
こんな感じの画だったら、"being written"なわけです。
一方、例題の画像では、黒板には化学式が既に書かれています。今まさに黒板に書かれているわけではないです。
したがって、(A)は×になります。
英語を日本語訳にして考えたらダメ!!
この問題、英語を日本語訳して考える傾向にある人ほど間違えるようになってるんです。
ホント、この問題を考えた人(僕)は性格が悪いですね。
…冗談はさておき、この問題から、
TOEICは『英訳ができるかではなくて、その意味を理解できているのか』を重視している
ことが分かります。
英訳ができても、内容が理解できていなければ意味ないですからね。
TOEICは、英語の実践力を測ろうとしているわけです。
そういう意味で、TOEICは受験英語とは少し趣向がちがうと僕は思っています。
そして、パート1では特に、細かい英語のニュアンスが聞き取れているかが測られています。
パート3、4はどちらかと言えば、大雑把な会話の流れの理解を問う問題です。
受動態と受動態進行形を、多少取り間違えても、致命的な間違いにはなりにくいです。
一方、パート1(とパート2)は、受動態と受動態進行形の聞き間違いは、命とりです。
↑の例題からも明らかですよね。
パート1とパート2では、英文を正確に聞き取り、理解する能力が求められています。
パート1対策ではディクテーションが重要
結局のところ、パート1の対策で一番効果的なのはディクテーション、と言う結論に行きつきます。
"Something is written"なのか、"Something is being written"なのかを聞き分けるには、流れた英文を一字一句聞き取る必要があります。
当然ですよね。今回の場合、"being"という単語があれば×、なければ〇になるんですから。一つの単語で正解と不正解が変わるんです。
英文を正確に聞き取るために一番効果的な勉強法は、ディクテーション(英文を一字一句書きとっていく作業)です。
個人的には、リスニングの基礎はディクテーションだと思っています。筋トレみたいなものです。
パート1やパート2で思ったより点数が上がらない方は、ディクテーションを英語学習に取り入れてみましょう。
まとめ
今回は、TOEICパート1のひっかけ問題についてお話しました。
パート1では、進行形に注意しましょう!
今まさにその行為が行われていなければ、正答にはなりません。
細かい違いですが、しっかり聞き分けることが重要です。