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TOEICは本当に就活で有利なのか?調査データを調べてみた

「TOEICで高スコアを取ると新卒・転職で有利!!」ってよく言われていますよね。

かく言う僕も、就活前に(ちょっとだけ)TOEIC対策をしたりしました。

でも、実際のところ本当にTOEICは就職に有利なのか、疑問に思ったりしませんか?

と言うことで、今回はTOEICが企業でどの程度活用されているかについて調べてみました。

TOEIC運営のIIBCが職場での英語活用について調査を行っている

「TOEICは就活に有利なのか?」と言う疑問に対して、真っ向から答えているデータがあるんです。

実は、日本におけるTOEICテストの運営を行っているIIBCが、職場での英語活用についてアンケートによる調査を行っています。

で、2019年版の調査結果が、つい先月公開されました。(英語活用実態調査(2019)

この調査では、

  • 採用時にTOEICを参考にするか?
  • 入社時に求めるTOEICスコア

といった、興味深い内容が公開されています。

それでは、IIBCの調査結果について詳しく見てみましょう。

新卒採用では約半数の企業が『TOEICを参考にしている』

それでは早速、IIBCの調査から企業の採用活動におけるTOEICの活用について見てみましょう。

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新卒採用では、TOEICスコアを『要件にしている』『参考にしている』が合わせて49.1%にも上ります。実に半数近くの企業が新卒採用にTOEICを使っているということです。

一方、中途採用に関しては、そこまでTOEICを重視していないのかもしれませんね。

個人的には、英語を使う部署の場合、ほとんどの企業が中途採用でTOEICを参考にしていると思っていました。

IIBCの調査結果では、英語を使う部署の中途採用でも、TOEICを利用しているのは半数程度にとどまるようです。

TOEIC以外の業務経験(海外赴任等)を重視しているのかもしれませんね。

就活ではどの程度のTOEICスコアがあれば有利になる?

それでは、実際どの程度のスコアが求められているんでしょうか?

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求められるスコアの平均は、新卒採用で545点、中途採用で620点です。

ですので、新卒で550点程度あれば、採用で有利になるケースが多いと言えそうです。

もちろん、これは単なる平均ですので、より高いスコアを求められる場合もあるでしょう。

実際、TOEIC900点以上を新卒採用の条件とする企業もあります。企業によって、求めるTOEICスコアはピンキリです。

TOEICは昇進・海外出向の要件になる

新卒や中途で入社した後にも、TOEICのスコアが求められるケースは多いようです。

まずは、TOEICを昇進条件にしている会社の割合について見てみましょう。

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TOEICは、課長昇進の条件に使っている企業が多いようですね。

昇進の要件にしているのが18.2%、『参考にしている』まで含めると、3割超の企業でTOEICが活用されています。

 

一方、海外出張・赴任に関してはどうでしょうか。

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ほぼ半数の企業で、海外赴任者の選考にTOEICを参考にしているようですね。

海外出向中は年収が跳ね上がる企業も多いので(体験談)、お金が欲しい方は海外出向を目指すのもアリでしょう。

下手に転職をするより、簡単に給料をグンっと上げられるかもしれませんよ。

まとめ

今回は、TOEICが就職活動で有利になるか?についてお話しました。

新卒では半数程度の企業がTOEICのスコアを要件もしくは参考にしているようです。

一方、入社後も、昇進や海外赴任者の選抜でTOEICのスコアが求められるケースも少なからずありそうですね。

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